専修学校には「100年」の歴史がある
大学の中には100年に及ぶ歴史を持つ学校もあります。
これに対し、専修学校は発足からわずか15年を迎えたところです。
ところがこの対比は、制度上は正しいといえますが、実際には正確とはいえません。
昨年10月、「堅実」を校是とする中央工学校、さらに「有算老勝」を掲げた村田簿記学校の創立80周年記念式典が、厳かに都内のホテルなどで挙行されました。
両校とも、創立は明治42年です。
「なぜ?」という疑問に答えるためには、専修学校の生い立ちから始めなければなりません。
専修学校制度が発足する以前、各種学校という学校群が約8000校もあり、120万人もの生徒を抱えて、時代が求める職業人を養成していました。
しかし各種学校は、学校教育法の中で「学校教育に類する教育を行うもの」と規定されていたにすぎず、その振興を図る上で、多くの困難を伴っていたのです。
そこで、各種学校関係者の多年に及ぶ努力の結果、
(1)修業年限が一年以上、
(2)授業時数が年間800時間以上、
(3)教育を受ける者が常時40人以上
などの要件を満たした学校を「専修学校」という新しい教育制度の中に位置づけたのです。
各種学校の歴史は古く、明治21年の教育令に
「学校ハ小学校、中学校、大学校、師範学校、専門学校、其ノ他各種ノ学校トス」
とあり、この「各種ノ学校」が各種学校の起源とされています。
このように、専修学校も大学と同じく、優に100年の歴史を誇っているのです。
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