専門学校生と大学生の意識調査
ここで、専門学校生と大学生の意識の違いをみてみましょう。
文部省が平成元年七月に発表した高卒者の意識調査(昭和六三年度中学校及び高等学校における進路指導に関する総合的実態調査)によると、
大学・短大生は
(1)仲間と楽しく過ごしている(72.3%)、
(2)自分の将来のためになる(56.6%)、
(3)自分の興味や好みに合っている(44.6%)
となっています。
これに対し専門学校生の意識は、
(1)自分の将来のためになる(81%)、
(2)仲間と楽しく過ごしている(66.3%)、
(3)自分の興味や好みに合っている(49.8%)
という結果が出ています。
このように、専門学校生の学んでいる意識は「自分のためになる」をトップと回答しているわけです。
次に、大学・短大進学者と専門学校進学者の入学動機を探ってみましょう。
大学・短大生調査については大東京火災海上、専門学校生調査は都立労働研究所が、ともに昨春まとめたものです。
大学・短大への進学動機のトップは「しばらく自由な時をすごすため」(60.8%)で、以下「自分の適性をみつけるため」(49.6%)、「好きな分野を勉強するため」(35.8%)、「皆が行くから」(18.4%)と続いています。
一方、専門学校生の入学動機を都立労働研究所の調査でみてみると、
「専門知識・技術の習得」がトップで76%を占め、
以下「免許・資格の取得」(41%)、
「実務知識の習得」(39%)となっています。
第四位に「進学(大学等)の失敗」が24.3%あるものの、第五位の「大学等で学べない」(13.9%)を含めると、
専門学校生は明確な目的を持って専門知識や技術を習得し、併せて資格も取得するといった意識が浮かび上がってきます。
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